北九州小倉で愛される伝統の逸品、青魚をぬか床で炊いた「ぬかみそだき」
北九州小倉の名物「ぬかみそだき」は、江戸時代から伝わる郷土料理。地元で水揚げされた青魚をぬか床で炊いたもので、保存食としても重宝されてきました。本商品では、サバは世界が認めるノルウェー産を、イワシは日本近海で水揚げされた脂ノリの良いものを使用。そして味の決め手となるのが、代々受け継がれてきた秘伝の「熟成ぬか床」です。全国的にぬか床を使った料理はありますが、小倉のぬか床が他とひと味違うのは「山椒の実」を加えているところ。溶け込んだ山椒の香りと風味が独特の味わいを醸し出しています。 まずは、温めずにそのままお召し上がりください。やさしい甘じょっぱさの中に、山椒がピリリッ、鷹の爪がピリッと効いて、美味しさの三重奏が広がります。また、お米と一緒に炊いて炊き込みご飯にしたり、野菜と一緒に炒めたり、アレンジ次第でいろんなお料理にも活用していただけます。
時間をかけてじっくり炊き、骨までやわらかく、芳醇な味わいに
美味しさを追求する上で重要なポイントの一つが、使う魚の鮮度。当社では、新鮮な旬のサバとイワシにこだわって仕入れています。次に重要なのが作り方。保存料を一切使わない昔ながらの製法で炊き上げます。一尾一尾、丁寧に下処理して鍋に並べ、沸騰してアクを取ったら味付け。ここでぬか床を入れ6～7時間炊くのが、長年の経験から得た独自の作り方です。そうすることでぬか臭さが消え、深い味わいとコクが生まれます。しかも、長時間炊くことで骨までほろっと崩れるほどやわらかな食感に。お子様からご年配の方まで、安心してまるごとお召し上がりいただけます。
長年、食品を扱ってきた経験から食の安全に関しては人一倍厳しい目を持ち、つねに安心・安全にこだわって商品作りを行っています。
ぬかみそだき一筋40年以上、地元が誇る郷土の味を守り続ける
北九州小倉の中心部にあり、数多くの店が軒を連ねる“北九州の台所”、旦過（たんが）市場。その昔、元料理人の社長が旦過市場でお惣菜店を始めたところ、群を抜いて売れたのがぬかみそだきでした。市場の中には他にもぬかみそだきを販売するお店があり、どこも作り方は変わらないはずですが、やはり店ごとに違いはあるもの。「うちの味を気に入ってくれているお客様のためにも、この味を守っていかなければ」と使命を感じ、それから40年以上、ぬかみそだき一筋で作り続けています。本商品は、数多くの特産品の中から選ばれた北九州食のブランド「百万の息吹」に認定されており、地元が誇る食文化としても、次世代へと守り伝えていかなければならないと考えています。
健康食品として、保存食として、日本中の食卓を豊かにしたい
乳酸菌たっぷりのぬか床で炊いたぬかみそだきは、身体にうれしい発酵食品の一つ。今でこそ高い健康効果を持つことが知られていますが、日本人は昔から体感的にわかっていたのではないでしょうか。手軽に摂れる発酵食品として、特にお子様にお召し上がりいただきたいです。もう一つ、ぬかみそだきのいいところは保存がきく、ということ。そこで、ご飯とセットにした備蓄食を販売する新たな取り組みも始めています。今は長男、次男と家族ぐるみで経営しています。次男は商品開発を担当、長男は市場で販売を行っていますので、ぜひ小倉を観光される際は、旦過市場まで足をお運びください。とても活気があって楽しいところです。これからも、ぬかみそだき一筋。地元で愛されるだけでなく、全国にもファンを広げていきたいと思っています。
株式会社ふじた
藤田 浩三（左）、藤田 晃至（右）
商品情報ITEM INFORMATION
- 原材料1：
- さば（ノルウェー産）、いわし（国産）、米ぬか、醤油、砂糖、醸造酢、生姜、食塩、山椒、赤唐辛子／調味料（アミノ酸等）、（一部に小麦・大豆・さばを含む）
- 栄養成分表示1：
- 【ぬかみそだき さば】エネルギー：305kcsl、たんぱく質：16.5ｇ、脂質：21.5ｇ、炭水化物：12.1ｇ、食塩相当量：1.0ｇ
【ぬかみそだき いわし】エネルギー：305kcal、たんぱく質：18.5ｇ、脂質：22.2ｇ、炭水化物：7.8ｇ、食塩相当量：1.2ｇ