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~ 地域産品のふるさとを知る ~
和歌山県 田辺

熊野古道や山あいの名湯
豊かな海の幸にも
心惹かれる

和歌山 / 田辺
2025.03.31

紀伊半島の南西側に位置する和歌山県田辺市は、実は行政区域としては近畿最大の面積を誇ります。
エリアがとても広いため、場所によって異なる顔を持っているのが特徴で、たとえば海沿いは漁業やマリンスポーツが盛ん。
内陸部は世界遺産の熊野古道(中辺路)が通り、なんと熊野本宮大社までずっと田辺市内です。
同大社の周辺には有名な温泉郷があり、またグルメも海と山の幸が多彩。
大阪方面から紀伊田辺駅へはJR紀勢本線(きのくに線)で約2時間というアクセスのよさも高ポイント。
充実した旅のプランを立てられるエリアです。

本記事でわかること
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自然・体験
美しい海、そして信仰の道・熊野古道

田辺の何気にすごいところ。それは、紀伊田辺駅から900mで、そこはもう海!田辺の海はとにかくきれいで、「田辺扇ヶ浜海水浴場」では海水浴とともにビーチバレー、SUPやシーカヤック等のパドルスポーツが楽しめるほか、沿岸や沖合には釣り、フライボード、スキューバダイビングのスポットも点在。観光だけでなく、思いきり身体を動かしてみる旅もいい思い出になりますよ。

ビーチスポーツ場

そして海の絶景として忘れてはならないのが、夕日の美しい「天神崎」。気象条件が揃えば、夕方~日没後に水面が鏡のように空や人の姿を映し出すウユニ湖のような景色が出現します

天神崎

続いて山に目を向けると、田辺市は熊野三山のうち「熊野本宮大社」が鎮座し、そこへ至る熊野古道のひとつ、中辺路のスタート地点でもあります。熊野古道は日帰りで歩くことができるモデルコースも用意されていて、おすすめは中辺路のハイライトといえる発心門王子から熊野本宮大社までのコース。清々しい杉木立の中を約7㎞、2~3時間かけて歩きます。古来より、参詣者のさまざまな思いを運んだ信仰の道を行き、熊野本宮大社を前にすると感動で鳥肌が立つようです。途中には、間伐材の丸太を利用した森のベッドがあって、歩き疲れたらここで寝転ぶこともできます。

熊野古道/熊野本宮大社/日本一の大鳥居 大斎原(おおゆのはら)

歴史・街歩き
三偉人ゆかりの場所へ、昭和レトロ散策

知っていますか?田辺市は、あの武蔵坊弁慶の生誕の地といわれています。紀伊田辺駅前からすぐの世界遺産「闘鶏神社」は、弁慶の父とされる熊野別当・湛増が、源平合戦でどちらに味方するかを決めるときに御神前で鶏を戦わせて占ったことが社名の由来。社務所には弁慶産湯の釜などが展示されています。

闘鶏神社(湛増・弁慶の像)

田辺の誇る偉人は、弁慶のほかにあと2人。世界的博物学者の南方熊楠(みなかたくまぐす)は37歳で田辺に移り住み、亡くなるまでの半生を過ごしました。また合気道の創始者・植芝盛平(うえしばもりへい)もこの地の出身で、田辺市の中学校では合気道が体育の授業に採用されているほど親しまれています。両氏の功績を顕彰する施設も駅近くにあり、この三偉人ゆかりのスポットは1日で十分周ることができます。

左 南方熊楠邸/右 植芝盛平記念館

駅前には「味光路(あじこうじ)」と呼ばれる、200件以上の飲食店が集まる和歌山県でも有数の飲食街があり、歩くだけで昭和にタイムスリップした心地に。ご当地名物を扱うお店も多く、「辻の餅」のおけし餅、「菓匠二宮」のみたらしだんごは、100年近い歴史を誇る、田辺市街地にある老舗の和菓子です。また当モールでは、ご当地の老舗「たな梅」本店の「蒲鉾 紀州セット」を取り扱っているので、気になる方はぜひ。

味光路

温泉
個性派揃い 秘境温泉でゆったりと寛ぐ

静かで心落ち着く山あいの秘境へも、ぜひお出かけください。いずれ劣らぬ名湯揃いですが、その筆頭ともいえるのが、日本最古の湯とされる「湯の峰温泉」。熊野詣をする際に身を清める湯ごりをしたと伝えられ、世界遺産にも登録されている「つぼ湯」や公衆浴場などで日帰り入浴が楽しめます。川沿いには湯筒があり、ゴポゴポと湧き出る90度の温泉で卵や野菜を茹でて、ゆで卵などを作って食べることができます。少し時間がかかりますがサツマイモもおいしいですよ。茹でている間に湯に浸かってみるのはいかがでしょうか。

つぼ湯/湯の峰温泉の湯筒

「川湯温泉」は、川を掘れば温泉が湧き出るのがユニーク。夏場は自分で河原を掘って“My 露天風呂”を楽しむのが定番。冬は川をせき止めて作る巨大露天風呂「仙人風呂」が有名です。他にはない体験に大人も子どももワクワクします。

川湯温泉の仙人風呂

川湯からトンネルを抜けると、そこは「渡瀬温泉」。気持ちのいい大露天風呂で手足を思いっきり伸ばしてリラックスを。これら3つの温泉は熊野本宮温泉郷を構成しています。

渡瀬温泉

同じ山中でも田辺市の最北部に位置する龍神地域。地名と同じ神秘的な響きを持つ「龍神温泉」は日本三美人の湯といわれています。お肌すべすべ効果で女性に人気です。

龍神温泉

グルメ
田辺湾の新鮮魚介に舌鼓 乾杯は梅酒で

温暖な田辺市はみかんと梅の一大産地。みかんは温州みかんをはじめ、1年中さまざまな種類が収穫されています。梅は、南高梅を中心に隣町のみなべ町とあわせて栽培量日本一。その梅にかける愛は、「梅酒で乾杯条例(通称)」なるものを作って、梅酒や梅ジュースによる乾杯を奨励してしまうほど。

左 梅干/右 梅酒おたのしみ処 うめ子

梅への愛の結晶ともいえるのが、駅前にある「梅酒おたのしみ処 うめ子」。常時100種類以上の和歌山の梅酒が揃い、飲み比べができます。貴重な10年もののビンテージ梅酒を味わえるチャンスかも。うめ子でゼロ次会をして味光路の飲食店に繰り出すのが田辺流です。

梅酒おたのしみ処 うめ子での飲み比べ

地元からも親しまれている海の幸の「磯間のしらす」は、人間の力だけでゆっくりと引き上げる「小曳」という伝統漁法で漁獲します。すぐさま釜茹でにされるしらすはとにかくフワフワ。しらす丼などで食すのも旅の楽しみです。ほかにも、春に地元の人が待ち焦がれるのがもちもちの「モチ鰹」。他の鰹にはない弾力と旨みをぜひお刺身で。11月~3月はうつぼ料理が味わえますよ。

海鮮/田辺にはほかにも名物がいっぱい(めはり寿司、さんま寿司)

当モールには、田辺グルメとして、「紀州南高梅 農家の梅 はちみつ漬つぶれ」「紀州南高完熟梅酒 樽」「増富商店 釜揚げしらす」などが出品されています。ご当地を訪れる前にお試ししてみても。

写真提供:和歌山県田辺市、一般社団法人 田辺市熊野ツーリズムビューロー
取材協力:和歌山県田辺市

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