
丹波焼と播州織の産地をめぐる
のどかな山あいに広がる日本六古窯のひとつ、丹波焼の里・立杭。
窯元が点在する趣あるまち並みを歩けば、職人の息づかいを感じる器との出会いが待っています。
ゆっくり巡って、丹波焼と播州織の魅力を体感してみませんか?
TANBA-YAKI
BANSHU-ORI




たんばやき
丹波焼の特徴について
やさしい土のぬくもり、素朴で飽きのこないかたち。
丹波焼は、兵庫県篠山市を中心につくられる日本六古窯のひとつで、850年以上の歴史を持つ伝統ある焼きものです。素朴な味わいと、どんな料理やお酒にもなじむ表情が魅力です。最近では、伝統を受け継ぎながらも、現代のライフスタイルに合わせたデザインの酒器も登場。手にすっとなじむかたちや、土の表情を活かした質感は、お酒を注ぐたびにちょっとしたときめきをくれます。“旅するおちょこ”をきっかけに、丹波焼に触れてみてください。
あなたのお酒時間が、ちょっと特別になるかもしれません。
立杭陶の郷で
丹波焼を知る
窯元を訪ね、
新しい“好き”に
出会う
休憩や
旅の中継地点として


丹波焼に興味が出てきたら……
「立杭 陶の里」を起点に、丹波焼のまちをめぐってみてください。
陶の里では、さまざまな窯元の作品が一堂に見られるギャラリーや展示があり、
お気に入りのうつわとの出会いもきっと待っています。

おかいもの お気にいりを
見つける 陶芸体験が
できる! 丹波焼を知る レンタサイクル 丹波食材の
お昼ごはん
丹波伝統工芸公園 立杭 陶の郷
TACHIKUI SUENOSATO
営業時間:10:00~17:00
電話番号:079-597-2034
所在地:〒669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭3
定休日:毎週火曜日(祝日は営業)(年末年始12月29日~1月1日)

“旅するおちょこ”を手掛けた窯元
手のひらサイズに詰まった、
作り手の想いを感じて。
“旅するおちょこ”として皆さんにお届けするのは、
丹波焼の伝統と日々の暮らしに寄り添う想いを持った窯元さんたちが
この企画のために一つひとつ手がけてくれた特別なうつわです。
それぞれの窯元には、代々続く技や独自のこだわりがあります。
使う土の種類、ゆう薬の調合、焼成方法、仕上げの細やかさ……
そのどれもが“あなたのおちょこ”に宿っています。
お気に入りの1点に込められた物語をぜひ現地へ訪問し、感じてみてください。

省三窯
SHOZOGAMA
ゆう薬と炎がつくる、
唯一無二の“景色”。
省三窯では、3名の作り手がそれぞれの感性と技を活かしながら、手仕事ならではの個性豊かなうつわを生み出しています。同じ窯、同じ土でも、作り手によってまったく異なる作風になるのも魅力。なかでも印象的なのが「ゆう薬のバリエーション」。2~3種類のゆう薬をかけ合わせて焼くことで、思いがけない色の変化や、焼きあがるまで分からない景色が現れ、同じゆう薬を使っても色味の出方には自然と違いが生まれます。そんな“偶然の美”との出会いも、この窯ならでは。「旅するおちょこ」では、そんな省三窯らしいおちょこをお届け。
お気に入りの表情と出会えたら、それがあなたにとっての一客です。
旅するおちょこ、
全5種類をご紹介!
どれを旅に連れていく?

源右衛門窯
GENEMONGAMA
日々の中に寄り添う、
やさしさをまとう器。
ふんわりとした柔らかさと、どこか親しみやすさのある器──。
丹波焼の伝統を受け継ぎながらも“今”の暮らしに寄り添った器づくりを続ける「源右衛門窯」。
現在は十五代目・太郎さんが中心となって制作。女性でも手に取りやすい軽やかさと、どんな食卓にも馴染むようなやさしい佇まいを大切にしています。
マグカップや小鉢、日常使いのお皿など、実用性のあるうつわにこそ、ぬくもりと心を込める。そんな想いが、器のフォルムや手触り、そして口当たりにまで表れています。
旅するおちょこ、
全5種類をご紹介!
どれを旅に連れていく?

昇陽窯
SHOYOGAMA
“人のココロをゆたかにしたい”
色と遊ぶ、ぬくもりあるうつわたち。
「使うたび、気持ちがふっとやわらぐ器をつくりたい。」
そんな想いを胸に、手しごとでひとつひとつ丁寧にうつわをつくる昇陽窯。特徴はなんといってもその“色”。日々の食卓のバリエーションや気分に合わせて選びたくなるような、明るくてあたたかい色づかいが魅力。特に淡い黄色と水色の器は、見ているだけで気分が弾むような世界が広がります。
また、「日常の中でも本格的な焼き物体験を」と、作陶体験の受け入れも積極的に実施。訪れる人との交流も大切に、ものづくりを通じた“ココロのゆたかさ”を届けています。
旅するおちょこ、
全5種類をご紹介!
どれを旅に連れていく?

俊彦窯(カマノツボ制作室)
TOSHIHIKOGAMA
伝統を大切に、
確かな手しごと。
丹波焼の伝統を受け継ぐ五代目・シミズタケシさんと、そのパートナーであるサトコさんによる俊彦窯発の夫婦ユニット「カマノツボ制作室」として活動しています。
彼らの器は、現代の暮らしに溶け込むシンプルで温かみのあるデザインが特徴。「泥彩」や「砂化粧」といった技法を用い、手に取る人の心を和ませるような、やさしい風合いの作品を生み出しています。
土練りから成形、装飾、焼成まで、すべての工程を手作業で丁寧に行い、使い手のことを想いながら、一つひとつの器に心を込めています。
旅するおちょこ、
全5種類をご紹介!
どれを旅に連れていく?

丹水窯
TANSUIGAMA
“白”が映す、
やさしい器の時間。
丹波焼の中でも異彩を放つ、丹水窯の器たち。
粉引(こひき)という技法で 器に白化粧をする方法を用いてつくられるその器は、あたたかみのあるやわらかな白が特長です。ゆう薬のかかり具合や焼きの加減によって、同じ白でも表情が異なり、控えめな光沢や濃淡が味わいを深めます。さらに「できるだけ軽やかに」を意識し、薄づくりで口当たりや手ざわりにもこだわった酒器は、おちょことしての使い心地も抜群。
毎日の食卓にも、特別な一杯にも、そっと寄り添ってくれる存在です。
旅するおちょこ、
全5種類をご紹介!
どれを旅に連れていく?
焼きものの里の、ひとやすみ。


有形民俗文化財に指定されている「最古の登窯」のすぐ向かいにある、散策途中のひとやすみにぴったりの休憩スポットが丹波焼インフォメーションセンター「kamanjo(カマンジョ)」です。元は店舗として使われていた建物を改装したこの施設は、丹波焼や郷を紹介する掲示、各種パンフレットの提供、窯元や周辺飲食店の情報を得られるデジタルマップも設置。窯元をめぐる旅の途中に立ち寄れば、少し腰を下ろして丹波焼の世界にじっくりと浸ることができます。「丹波焼をもっと知りたい」「もう少しこの町を楽しみたい」そんなときの“中継地点”として、旅の流れを整えてくれる場所です。
丹波焼インフォメーションセンター
「kamanjyo」
営業時間:10:00~16:00
所在地:〒669-2135 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭525
定休日:なし(年末年始)





ばんしゅうおり
播州織の特徴について
軽やかな肌ざわり、上品で奥深い色合い。兵庫県北播磨地域で育まれた播州織は、230年以上の歴史を誇る日本有数の先染め織物です。
糸を先に染めてから織ることで生まれる豊かな色柄は、加古川・杉原川・野間川の澄んだ水に支えられてきました。現在では国内の先染め織物の約7割を占める一大産地として、シャツやハンカチをはじめ、日常に寄り添うさまざまな布製品を届けています。
伝統と自然が織りなす風景に思いを馳せながら、“旅するおちょこ”を包む巾着のぬくもりに触れてみてください。ふとした瞬間に、心がほぐれるような出会いが待っているかもしれません。
糸から染める、
播州織の奥深さ
織元を訪ねて、
布づくりの現場へ
日常に寄り添う
テキスタイル



“旅するおちょこ”を包む播州織の巾着
ひとつひとつの織りに込められた、
播州の職人たちの手仕事と美意識。
播州織の巾着は、長く織物と向き合ってきた職人さんたちが、
“旅するおちょこ”の世界観に寄り添いながら、一枚ずつ丁寧に仕上げた特別な布小物です。
先染めによる深い色合い、織り模様の立体感、触れたときのやさしい肌ざわり。
どれもが長年の経験と感性から生まれたものです。
織り手の技と心意気が詰まった巾着は、使うたびに味わいを増し、
“あなたのおちょこ”との旅の記憶を、そっと包んでくれるはずです。

ソーイング竹内
SEWING TAKEUCHI
ミシンの音に、まっすぐな想いをのせて。
届けるのは、心地よく、やさしいものづくり。
おちょこいれの縫製を担当するのは、兵庫県多可町にある縫製工場「ソーイング竹内」。1999年の創業以来、アパレルや雑貨、ギフト商品の縫製に一貫して携わり続け、現在は地場の学校や企業と連携したアップサイクル製品の開発や、障がいのある方との協働による製品づくりなど、地域に根ざした“まっすぐな縫製”を続けています。社員の声をきっかけに整えられた自社工場は、太陽光発電と蓄電システムを備え、環境への配慮とともに、地域の非常時にも備える、安心のものづくり拠点となっています。
今回「旅するおちょこ」で手がけている、おちょこいれとなる巾着は、器を大切に包み、旅の思い出をそっとしまっておける、やさしい相棒。長年の経験と確かな技術、そして人の手のぬくもりが、一つひとつに宿ります。
つくる人とつかう人が、距離を越えて“やさしくつながる”ものづくりを。ソーイング竹内の巾着袋は、その想いを縫い込んだ小さな証です。
手のひらに、ぬくもりと物語を。
播州織の巾着が、
おちょこ旅に寄り添います。


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(省三窯)4,500円(税込)兵庫県トレインボックスセレクト丹波焼のおちょこを、播州織の巾着で持ち歩き、兵庫の日本酒をめぐる旅のセット。さらにお酒・工芸にまつわる「うんちく」が詰まった小冊子も。その地域ならではの魅力や物語に触れる旅をお楽しみください。
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(源右衛門窯)4,500円(税込)兵庫県トレインボックスセレクト丹波焼のおちょこを、播州織の巾着で持ち歩き、兵庫の日本酒をめぐる旅のセット。さらにお酒・工芸にまつわる「うんちく」が詰まった小冊子も。その地域ならではの魅力や物語に触れる旅をお楽しみください。
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