その一振りが素材の味を引き立たせる「YAKINIKU」と「GIN-SHARI」
「凪塩」は単に味をつけるのではなく「素材の味を引き出す塩」です。塩作りの工程から異なる2つのタイプを楽しく使い分けて、いつもの一品をワンランク上の“逸品”にしてみませんか。瀬戸内の穏やかな海をイメージしたおしゃれなパッケージでギフトにも最適です。
●凪塩 YAKINIKU(なぎしお ヤキニク)
本炊きののち釜上げされた塩はそのまま天日に干され、太陽の光と空気中の水分によって成熟させています。そして瀬戸内の風に吹かれて仕上げられ、ミネラルを多く含んだ塩に。少ししっとりとしていて、口の中で肉と塩の旨みが溶け合います。脂ののった肉にはあらかじめまぶし、赤身肉にはあとから振りかけて。ビターチョコレートやアイスクリーム、無塩バターを塗ったトーストとも好相性。
●凪塩GIN-SHARI(なぎしお ギンシャリ)
工程の最後に、約300℃の直火で焼き上げています。まろやかな細粒タイプなのでご飯によくなじみ、お米のやさしい甘さを引き立てます。まずは塩むすびでその味わいを楽しんでみて。天ぷらやフライ、また半熟のゆでたまごの黄身に振りかけるのもおすすめです。調理前の下味をつけるのにも重宝な、万能タイプの塩です。
味のチェックを重ねじっくり仕込む凪塩のベースともなる「龍神乃鹽」
「凪塩」ブランドのベースとなる「龍神乃鹽(りゅうじんのしお)」は、奈良時代に始まるという周防大島の塩作りを半世紀ぶりに復活させて生まれました。立岩ヶ浜の海は、黒潮が流れ込み、背後に有する緑豊かな山々から流れ出す山水との融合によってミネラル分が豊富。「龍神乃鹽」は、この海水をくみ上げ、約1週間をかけて仮炊きし煮詰めたあと、神経を研ぎ澄まし半日をかけてゆっくり本炊きして結晶化させます。引き上げられた塩は、この後1ヵ月の間寝かせ、空気中の水分を使って成熟させていきます。この間、何回もの味のチェックが行われ、一番良い状態になったものを遠心分離機にかけて(凪塩 YAKINIKUはこの工程を省く)、ミネラルを残しながらも余分なにがり成分を切り、さらに温度と湿度が管理された部屋で約1週間寝かせて成熟させます。この間も幾度も味のチェックがされ、人の手で揉まれるという工程を経て、およそ2ヵ月後、ようやく「龍神乃鹽」は完成します。
すーっと溶けるようなおいしい塩その一歩はクリアな“海水作り”から
塩のおいしさはもちろんのこと、海中の異物や雑味など余分なものを除去する工程も重視しています。まず、安全性では「塩作りは海水作りから」をモットーに掲げています。そのために行われているのが、くみ上げた海水を逆浸透膜(ろ過膜)にかけること。できるだけ多くのマイクロプラスティックを除去する目的もあり、専用の機械を通じて海中を漂う小さな異物を取り除いています。実はこの機械は、燃料と発電機さえあれば海水から真水を作ることができ、安全性の高い塩作りとともに、災害時の備えとしても期待されています。塩のもととなる安心安全な海水を工房で作り、仕込みの仮炊きや本炊きなどで独自の作業工程を経て雑味を究極まで除去し、すーっと溶けて光が当たるとキラキラ輝く、美しくおいしい塩に育て上げられます。
「食と心豊かな時間は全ての人の人生の源」周防大島へお越しください
私は周防大島で4代続く料理人の家に生まれました。今は亡き恩師と共に誓ったとおり、塩作りの収益は、地域の志ある若者を支援する資金に充てています。たとえば市民大学「龍神大学校」では、塩作り体験授業を行ったり、高校生と塩あめなどの商品開発をする取り組みを実施し生きる力を育んでいます。また、子育て世代の交流や子どもたちが自由に学習できる地域のコミュニティ「龍神乃里」作りを目指し地道な活動を続けています。私たちが強く望む地域活性化のためにも、「龍神乃鹽」に関心を持っていただいた方々には、ぜひ島へ足を運んでいただき、工房にも気軽に立ち寄っていただければ本当にうれしいですね。要予約で塩作り体験もしていただけますよ。周防大島の海、朝日や夕日を望み、人情に触れて、癒しの時間を過ごしてください。
合同会社龍神乃里
村上 雅昭(写真左)
商品情報ITEM INFORMATION
- 原材料1:
- 海水(山口県周防大島)
- 栄養成分表示1:
- 【凪塩 YAKINIKU】エネルギー:0kcal、たんぱく質:0g、脂質:0g、炭水化物0g、食塩相当量93.0g
【凪塩 GIN-SHARI】エネルギー:0kcal、たんぱく質:0g、脂質:0g、炭水化物0g、食塩相当量99.3g
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