
歴史、夜景、
レトロな街並み。
楽しみ尽きない
九州の玄関口
本州と九州をつなぐ要衝として、古くから日本の歴史を彩り、九州の玄関口を担ってきた北九州市。
小倉城は、この地の歴史を今に伝えるシンボルであり、小倉は江戸幕府による長州征伐や西南戦争といった激動の時代にも深く関わってきました。
また、門司港は、明治時代には国際貿易港として開かれ、今も当時の面影を残す洒落た洋風建築物が立ち並び、レトロな雰囲気を醸し出しています。
異国情緒あふれる街並みを散策するだけでも、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ。
このように小倉・門司港レトロはまさに歴史の宝庫です。
小倉駅には新幹線のぞみ号のすべてが停車し、小倉から門司港へも鉄道で約13分とアクセスも抜群です。
歴史、グルメ、そして日本新三大夜景都市に認定された夜景を楽しんでいただくためにもぜひ泊まりがけで訪れて、
小倉・門司港レトロの奥深い魅力を心ゆくまでご堪能ください。
歴史・伝統
日本一おもしろき城「小倉城」と
モノづくりの町を体感しよう
モノづくりの町を体感しよう
小倉のシンボル、小倉城。現存する天守閣の中で第3位の規模を誇る壮大な城であり、その天守閣は、最上階が下層階よりも大きい「唐造り(からづくり)」と呼ばれる独特の建築様式を用いています。黒と白のコントラストも美しく、その雄大な姿は訪れる人々を圧倒します。
ここ数年、「日本一おもしろき城」としてのエンターテインメント性を高めており、天守閣最上階に北九州市内の人気カフェやバーが日替わりで出店する「小倉城キャッスルカフェ・キャッスルバー」も魅力の一つです。お酒を飲みながら小倉の街並みを一望できる、日本唯一の天守閣バーです。
天守閣の3階は、ここ小倉の地が舞台となった「巌流島の戦い」に焦点を当て、伝説の剣豪である宮本武蔵と佐々木小次郎の2人の剣豪の息吹が今も感じられる特別なフロアです。
北九州市は、伝統的にモノづくりが盛んな町。江戸時代に豊前小倉藩で発祥した「小倉織」は、「槍をも通さぬ小倉織」と称されるほど地厚で丈夫なため、徳川家康が鷹狩りの際の羽織りとして愛用し、また、明治時代には学生服にも使用されたほど有名でした。当モールでは、一度途絶えた小倉織を現代に復元・再生した「小倉 縞縞」のオリジナルバッグをご紹介。高密度のたて糸を使用することで生み出される美しいたて縞を活かしたバッグは、伝統工芸品でありながらモダンでアートなデザイン性を兼ね備えています。その洗練されたスタイルは、どんな服装にもマッチし、多くのシーンで活躍するおすすめの逸品です。
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少し足を延ばしてモノづくりの風土を企業博物館で体感するのはいかがでしょう。TOTOミュージアムでは企業の歴史を、ゼンリンミュージアムでは地図の魅力をじっくり味わうことができます。
夜景
きらめく夜に酔いしれたい
どこで観る?バラエティ豊かな夜景
どこで観る?バラエティ豊かな夜景
北九州市は、全国約6,600名の夜景観光士による投票で「日本新三大夜景都市」に選ばれ、連続してトップ都市にもなったほど夜景の美しさで知られています。100億ドルの夜景ともいわれる「皿倉山」や、響灘までのパノラマが見事な「高塔山公園」からは小倉市街が一望のもと。ほかにも、芝生に座ってのんびり景色を楽しめる「足立公園」、門司港レトロ側から関門海峡を望む「和布刈(めかり)公園」など11もの「日本夜景遺産」があります。
夜景の楽しみ方はバリエーション豊かです。北九州市が誇る海岸沿いの「工場夜景」や「市街地の灯り」を船上から観賞できる「夜景観賞定期クルーズ」は、「若戸大橋」の下をくぐりぬける「工場夜景観賞コース(小倉港発着)」と、関門海峡をめぐり関門橋の下をくぐる体験ができる「関門夜景観賞コース(門司港発着)」の2コースがあります。
また、小倉城で毎晩行われるライトアップや、季節限定の「小倉城竹あかり」、冬の風物詩「小倉イルミネーション」などのイベントも日本夜景遺産に認定されており、美しい夜景を楽しむことができます。
門司港レトロでは外灯とイルミネーションがシャンパンゴールドに統一され、大人のムードたっぷりです。「門司港レトロ展望室」から観賞したり、潮風を受け、上品な夜のきらめきに包まれながら歩くのも素敵ですね。
港町情緒
異国情緒溢れる門司港レトロ
海底トンネルなど一足延ばす楽しみも
海底トンネルなど一足延ばす楽しみも
門司港は明治初期に国際貿易港として開港し、昭和初期には異国情緒あふれる港町として栄えました。そのノスタルジックな景観は今も色褪せることなく、「門司港レトロ」として北九州を代表する観光地となっています。
門司港レトロの旅は、国の重要文化財であるネオ・ルネッサンス式木造建築の門司港駅から始まります。駅を降り立った瞬間から、大正ロマンの風情に包み込まれるよう。
建築物群の中でもぜひとも足を運びたいのが、赤レンガ造りの「旧門司税関」。はね橋「ブルーウィングもじ」を背景にフォトジェニックな1枚を撮るのも人気です。館内にはカフェや休憩室そしてはね橋や行き交う船を見渡せる穴場の展望室があります。また、アインシュタイン博士も宿泊したことで知られる「旧門司三井倶楽部」では、大正時代の優雅な社交空間を体感できます。
港町ならではの楽しみ方として、ミニクルーズで海上からレトロな街並みを眺めたり、観光トロッコ列車「潮風号」に乗って「関門トンネル人道」まで行き、海底を歩いて関門海峡を渡るというユニークな体験もできます。門司港レトロからほど近い「清滝地区」では、昭和レトロな商店街に古民家を活かしたカフェや雑貨店が点在しており、タイムスリップ気分で散策を楽しめます。
歴史と異文化が織りなす魅力あふれる門司港レトロで、心温まるひとときをお過ごしください。
グルメ
漁場に近く、魚介の鮮度抜群
地元発祥ユニークグルメもはずせない
地元発祥ユニークグルメもはずせない
北九州の台所である「旦過市場」は大正時代に形成され、神嶽川(かんたけがわ)の川岸に店々がひしめき合い、その活気あふれる風景は、数々のロケ地としても登場してきました。残念ながら、過去には痛ましい火災に見舞われましたが、市民の強い想いと支援によって力強く復興し、今も変わらぬ賑わいを見せています。また、火災復興の象徴として誕生した「旦過青空市場」には、個性豊かな商店がずらり。旦過市場・旦過青空市場では、毎月第1土曜日に「食市祭」を開催し、美味しいものやおすすめ品が盛りだくさん!市場全体が笑顔と香りに包まれます♪
そして、訪れたらぜひ味わってほしいのが、小倉を代表する郷土料理「ぬかだき」。いわしなどの青魚を、代々受け継がれる秘伝のぬか床でじっくりと炊き込むこの料理は、骨まで柔らかく、甘辛さとぬかの香ばしさが絶妙に調和し、ご飯にもお酒にもぴったりの逸品です。
北九州市は、響灘、関門海峡、豊前海という特性の異なる3つの海に囲まれた「魚介の宝庫」で、四季を通じて豊富な魚種を楽しめます。水揚げされた魚は、卸売業者や魚屋の素早く丁寧な処理を経てすし職人に渡り、すし職人は、すしネタとしてそれらの美味しさを最大限に引き出します。卸売業者だけでなく、漁師・魚屋・すし職人の中にも、「血抜き」や「神経締め」など魚の鮮度を保つ技術を持つ人も。まさに、漁師から卸売業者、魚屋、そしてすし職人へとつながる「技と鮮度のリレー」が確立されており、常に最高の状態でお客様にすしが提供されるのです。
また、北九州市には世界的に著名な高級店から、地元に愛される街ずし、旬のネタにこだわる回転ずしなど多彩なすし店が揃っています。素材本来の味を活かす「小倉前」と呼ばれる独自のすし文化も発展し、醤油を使わず、塩や柑橘で魚の繊細な風味を引き出すスタイルは、豊かな海の幸があってこそ。
新鮮で質の高い魚介が豊富に手に入り、それを最大限に活かす熟練の技術が揃っているからこそ、北九州市のすしは高く評価される、まさに「すしの都」です。
文化庁100年フードとして認定された「小倉焼きうどん」は、その香ばしさと奥深い味わいが特徴です。約40年前に小倉で発祥したという「肉肉うどん」もぜひお試しを。角切りの牛肉と黒いスープが特徴的ですが、見た目に反して出汁が効いており、トッピングの生姜が爽やかな風味を添え、意外なほどあっさりといただけます。
そして「角打ち」も北九州が発祥の地とされています。酒屋の店先で気軽に一杯を楽しむスタイルは、地元の人々と交流しながら、その土地の日常に触れる貴重な機会となるでしょう。
門司港レトロへ足を延ばせば、「焼きカレー」は外せません。熱々のチーズととろける卵、スパイシーなカレーが織りなすハーモニーは、一度食べたら忘れられない美味しさです。加えて、近年注目を集めているのが、新鮮な海の幸をふんだんに使った「港町ブイヤベース」。店ごとに異なる魚介や味付けが工夫されており、焼きカレーと両方を食べられるお店があるのもうれしいポイントです。
北九州は、歴史と文化だけでなく、豊かな食の魅力が詰まった、まさに五感で楽しめる街です。
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